iOSとMac OSはここまで近づいている

21月 - による yuichiro ikeda - 0 - Apple Inc.

この写真。個人的には全く違和感を感じない。普通にiMacだし普通にMac OSが起動しているスクリーン。。。。

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いや違う。これはどこかが違う。よーく見ると

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見たことのあるアイコンが並んでいるではないか。そう、iPhoneのアイコンが。

これは、あるデザイナー(末尾のリンク参照)が予想して作成した次期Mac OSの予想スクリーン。つまり作り物なのだが、実によく出来ている上に、これはかなり実際の所に近いのではないかと思う。ご存知の通りiOS 7では初代のOSから継続されてきた基本的なデザインコンセプトが根本から変更された。所謂スキューモフィズムというデザイン手法からフラットなデザインに変更されたのだ。

現在のiPhoneのベースとなっているOSはもともとMac OSつまりパソコン用に作成されたOSを軽くして作られたもの。はじめてiPhoneが世に公開された日、Steve Jobsは誇らしげにiPhoneではMac OSアプリが動くことをアナウンスした。あの時、彼はアプリ開発者がiPhone向けアプリの開発を容易に出来ることをことさら強調していたが、今から考えてみると将来的にiPhoneが人々に広く利用された暁には、そこで養われたUIなりデザインなりをMac OSに逆流させて導入することで、5年10年単位でのモバイルとデスクトップの融合を考えていたのかもしれない。当時のモバイルとデスクトップには天と地くらいの性能の差があったからその時点では融合は難しかった。しかし、間違えなく訪れるモバイルの高機能化の暁には当然にその流れもくるはずだ。今のAppleはまさにそのシナリオ通りに動いてきている。

今回iOS 7で大きくデザイン変更されたが、今までのAppleには珍しく、正式公開した時点でも一部の主要アプリが旧デザインのままとなっており、最終的にすべてのデザインの変更が完了するのに正式公開から2か月くらいは要した。考え方によっては、それくらい慎重にデザイン変更を行っているということで、それは将来的に訪れようとしているMac OSへのデザインの逆流を見越し、必要なバランス感を検討したことにも費やされたに違いないと個人的には思っている。

上のイメージを見ると、いかにiOS 7のデザインコンセプトがデスクトップにも融合し得るものなのかが想像できる。

MicrosoftはWindows 8で大きなデザイン変更を行った。Microsoftなりのモバイルとデスクトップの融合の結論なのだと思う。しかし、とにかく評判が悪い。あれだけ強制的に世に広めればそれなりに慣れて使ってくれるかもしれないが、彼らはUIを根本から変えるために人間に必要な「段階と時間」を与えなかった。それなしに新しいものを押しつけられた消費者は必然拒絶反応を示す。

考え方によっては、7年前のiPhone発売時点から周到に段階を踏み時間をかけてきたAppleのUI戦略は今後どんな展開を見せるのか楽しみだ。

*A concept version of OS X inspired by iOS 7. Includes some good flatness, translucent blurs, and overall streamlining. Enjoy!

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