Apple CPU考ー64bitA7チップに見る戦略ー

2010月 - による yuichiro ikeda - 0 - Apple Inc.

と、大それたタイトルにしてみたが、少し風呂敷を広げすぎかも。それにしても、iPhone 5s、iPhone 5cが発表されました。さまざまな思惑が混在しているようで、発表日の株価は下落しました。なんというか市場の判断はずいぶん冷淡ですが、市場は短期的な判断をする傾向にあるので、発表内容は織り込み済みで直近で業績に影響するような特に新しい情報はなしという反応だったのだと思っています。確かに、余りにリークされすぎていてほとんどリーク情報を並べたリリースになっていました。

しかし、今回のiPhoneは見た目を変える労力を中身を検討する労力に回されたのだと思っています。それくらい、内部的には余りに大きく変化しています。例えばCPU、例えばカメラ、例えばモーションセンサー、もちろん指紋センサー。Appleは常に次の時代の流れを作るために十分な時間をかけて布石を打つ会社です。そう言う意味で、今回の製品に隠れているすごいものをきちんと見ておくことは次の流れを察知するにはとても大切な考えではないかと思います。

今回のiPhone 5sでは、A7という名前のCPUが採用されました。上の写真がその内部写真です。今回のCPUの特徴といえばズバリ64bit化でしょう。単純に何倍よくなったとは比較できないですが、いままでのCPUに比べて根本的に異次元のスピードに達したことを意味しています。パソコンでもWindows 95でそれまでの16bitが32bitに移行し、Windows 8から本格的な全面64bit化が行われましたが、32bitから64bitに完全移行するのに15年以上掛かっています。それに比べて初代iPhoneから考えてもたったの5年で切替を開始したモバイルの高性能化には目を見張るものがあります。

Appleは当然にも将来的にデスクトップクラスの処理性能と操作性をモバイル端末で実現させることで、パソコンという枠を崩し、融合させていくのではないかと思います。用途別にサイズの違いがあるのみで全てが情報処理端末であるというような感じでしょうか。区別する意味はないですからね。

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