マイノリティーリポートとアップル

142月 - による yuichiro ikeda - 0 - Apple Inc. テクノロジー全般

昨年の夏前からMacユーザーの中でしばしば流れているうわさがある。

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タブレット方PCの発売についてのうわさがそれ。タブレットPCとは、ノートのように画面の直接文字を書き込めて、キーボードがないまたは不要なPCのことだ。小型携帯端末を大型にしたようなイメージでいいと思う。Windows機だがたとえばこんな製品が例だ(写真)。

タブレットPCの最大の特徴は、モニタ画面に直接文字を入力したり操作をすることができる点だ。要は、タッチパネル式パソコンといったところ。

タッチパネルは人間の直感的な動きととてもマッチしている。たとえば、ディスプレーとキーボードがあったとする。ディスプレーには1,2,3と数字が表示されていて、1を選択してくださいというとき、頭の中で、選択しなければならない「1」という文字を認識し、さらにそれと同じ文字または形が書いてあるキーボードを探し、押すという段階を踏む。一方、これがタッチパネルだと、画面上の1を選択するには、画面上の1を認識したらそれに触れればいいのだ。

銀行の最新型ATMと郵便局の旧型ATMを比較した感じだと思ってもらえればいい。

ところで、米アップル社が開発しているとうわさのタブレットPCについてだが、今ところまったく実情はわからないが、米特許庁にタブレットPCの特許を申請していた経緯がわかっており、おそらく開発していることは間違いないのだろう。製品化するかどうかは別として。夏にこの話が出て以来沈静化していたのだが、最近新たな特許が申請され、ぶり返している。

新たに申請されたのは、タッチパネルの技術で、次期iPodのインターフェースに採用されるのではないかと話題を呼んでいる。いまのiPodは本体の操作のためにクリックホイールが採用されているが、あの丸い部分をタッチパネルで代用しようというのだ。そうすると、曲の選択や音量の調節など必要なときだけディスプレーにホイールの絵を表示し、操作し、操作がいらないときには消えてしまうことができる。現行機種からディスプレーが大型化しており、ビデオ再生に対応するようになった。物理的な操作部分がなくなることで、イメージではiPod全体をディスプレーにすることもできてしまう!

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ところで、表題のSFX映画「マイノリティーリポート」(スピルバーグ作品)の話題だが、この映画の中で何度も出てくるジェスチャーインターフェースを髣髴とさせる映像が最近公開された。Multi-Touch Interaction Research(YouTubeサイト https://www.youtube.com/watch?v=iVI6xw9Zph8)

この映像は、ニューヨーク大学のMulti-Touch Interaction Research(http://mrl.nyu.edu/~jhan/ftirtouch/)の研究者たちが開発した、新しいソフト及びタッチパネルの試作品の映像だ。とにかく見ているだけで感心してしまう。ハードウェアとソフトがおそらくきちんと作られているんでしょう。画面上のデジタル画像を移動させるのは朝飯前。画像の両端をもって外側にスライドさせると画像が拡大され、逆に内側にスライドさせると縮小される。ほかにも、3Dの地図を自由に動かしたり、10本の指を使って高速のタイピングを行ったりといった具合だ。

この試作品の特徴は3つある。ひとつは、複数の指が同時に別々に認識されていること。もうひとつは、指で直接触れていること。またひとつは、ソフトが確立されていること。

今までタッチパネルはマウスのように1点しか認識することはできなかった(よく銀行のATMは洋服の仕出が触れてしまうと、何度指で操作しても反応してくれない、あれ)。それが10本すべてで認識できすべて別々の動きをすることができる。また今までは専用のペンを使って触れていたが直接指で触れることができるようになった。

ここで驚きはなんとこの試作品はMac OSX上で動いているのだ。この技術とアップルのタブレットPCの憶測、タッチパネルの話を組み合わせるとなんだかまた新たしい製品が浮かんできそう。

アップルがこの研究者に接触しているのかはわからないが、実用分野においては別にしても、クリエーターが多いアップルのユーザーにたいしては、強いインパクトを与えられる商品になるのではないだろうか。

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