Archive for the ‘沖縄’ Category

今日の鳩山首相の沖縄での挨拶全文

leave a comment

2010年5月23日に鳩山首相が沖縄仲井真知事に対し、鳩山政権方針を伝えたときの、全文。

記録として残しておきたかった。あまり、まとまった文章で方針が公表されることもなかったように思ったので。

【冒頭のあいさつ】

 「仲井真知事はじめ、県庁の皆様方に、このようにふたたびお目にかからせていただくことができて、たいへんありがたく思っております。5月の上旬に一度 おじゃまをさせていただきました。その折にも、沖縄県民の皆様方におわびを申し上げたところでございますが、普天間の返還というものを含んで、沖縄の皆様 方のご負担を出来る限り、軽減を申し上げたいと。あるいは普天間の周辺の皆様方のさまざまな危険を出来るだけ早く除去申し上げたいという、そのような思い のもとで、政府の考え方をさまざま模索をして参ったところでございます。いま、仲井真知事からお話がございましたように、日米の間でいまぎりぎりの交渉を 行っているところでございます。まだ、最終的・・・」

 (仲井真知事「おかけいただけませんか。どうぞ、どうぞ」)

 「それも失礼かと」

 (知事「いや、どうぞ」)

 「では、座って恐縮でございます。ぎりぎりの交渉中でございまして、最終的なところには至ってはおりませんが、かなり詰まってきているところもございま す。きょうは、政府の考え方を率直にお伝えを申し上げ、また、沖縄の皆様方にご負担もお願いをしなければならないというところも正直にお伝えさせていただ きながら、この交渉の今、経緯ではございますが、正確にお伝えを申し上げなくてはなりませんので、実は、私の考え方を正確にお伝えさせていただきたいとい う思いで、読み上げさせていただければと思っております」

【辺野古を明言】

 「このいま冒頭に申し上げましたように、政府の取り組みの目的は、沖縄の皆様方の負担の軽減と危険性の除去でございまして、それをどう実現をするかとい うことでございます。そのためのもっとも確実な方法は、普天間の飛行場の県外の移設であると、そのように考えて、政府はその可能性を真剣に探って参ったと ころでございます。与党三党で沖縄の基地問題検討委員会を作って、政府与党挙げて努力を申し上げて参ってきたのもその一環でございます。ただ、国内および 日米の間で協議を重ねた結果、普天間の飛行場の代替地そのものはやはり沖縄県内に、より具体的に申し上げれば、この辺野古の付近にお願いをせざるをえない という結論に至ったところでございます。代替施設の詳細を決める際には、言うまでもありませんが住民の皆様方のお暮らしや、あるいは環境への影響というも のに最大限配慮をいたすことは当然でありますので、地元の皆様方ともしっかり協議をしながら、進めて参らなければならないと考えております。このことは言 うまでもないことだと思っております。この方針というものは、人口密集地にございます普天間の飛行場の返還を実施するために、どうしても代替施設を探して いかなければならないという現実をふまえて、断腸の思いで下した結論でございます」

【抑止力維持の必要性】

 「これに伴いまして、普天間の飛行場の返還や、あるいは海兵隊員の8千人あまりのグアムへの移転など、従来の日米合意を確実に実施するよう、日米で再確 認することは、これはもう言うまでもないことでございます。私はこれまで、ぜひ普天間の代替施設は県外にと考えて、実際にそれも追求して参ったわけでござ います。それがなぜ県内なのだ、という皆様方のご懸念、お怒りはもっともなことだとも思っております。これは、ま、昨今の朝鮮半島の情勢からもおわかりだ と思いますが、今日の東アジアの安全保障環境にまだ不確実性がかなり残っているという中で、海兵隊を含む、これは在日米軍全体の抑止力を、現時点で低下を させてはならないということは、これは一国の首相として安全保障上の観点から、やはり、低下をさせてはならないということは申し上げなければならないこと でございまして、そのうえで、普天間の飛行場に所属をしております海兵隊のへリの部隊を、沖縄に存在する他の海兵隊部隊から切り離して、国外はもちろん県 外に移設すると、海兵隊の持つ機能というものを大幅に損なってしまうという懸念がございまして、従いまして、現在の、現在のでありますが、安全保障の環境 のもとで、代替地は県内にどうしてもお願いせざるを得ないという結論を私どもとすれば、結論になったのでございます」

 【改めておわび】

 「私自身の言葉、出来る限り県外だということ、この言葉を守れなかったということ、そしてその結論に至るまで、その過程の中で、県民の皆さん方にご混乱 を招いてしまいましたことに関して、心からおわびを申し上げたいと思っております」

【訓練の県外移転】

 「ただ、政府の今回の決定というものは、沖縄に在日米軍基地の約75%が集中しているという現状を放置するということでは決してありません。今は、基地 そのものが無理でも、基地の機能、わけても沖縄で行われております米軍の訓練をできる限り県外に移していくことによって、沖縄の皆様方の負担と危険性の除 去の実を挙げていくことは、大変大事なことだ思っております。訓練の移転には日米で共同で行うものと、それから米軍単独のものが考えられるわけであります が、もとより訓練移転をすべて万能視するつもりはありませんけれども、沖縄の危険性の除去とか、あるいは騒音の軽減に、それなりの一定の効果はあろうかと 思っております。県外への訓練移転を促進するためには、一時的であっても他の自治体が米軍などの訓練を受けてくれることが当然、必要でございます。27日 に全国の知事会を開くことにしておりまして、全国の知事の皆さん方に対して、沖縄の皆様方のご負担を全国で受け止めていただけるように、協力をお願い申し 上げたいとも思っております。ただ同時に、沖縄県外に住む日本の国民の皆様方に対しても、基地問題と安全保障の問題について、自分自身のこととして考える 機会を、ぜひ少しでも作っていただきたいとお願いをいたすところでもございます」

 【負担軽減のパッケージ】

 「この新たな日米合意によって、政府が目指しておりますのは、代替施設の建設による普天間の飛行場の返還や県外への訓練移転の促進だけではありません。 従来の日米合意をもっと広げた負担軽減のパッケージに合意をするために、いま懸命に協議をしているところでございます。新たな合意で目指したい負担の軽減 策は、地元の沖縄の皆様方の声を出来る限り反映したものにして参らなければならないと思っておりまして、沖縄の県の皆さん方から政府に対しまして提起をし て頂いた項目を実現をしたいと思っておりまして、真摯(しんし)に努力をしておるところでございまして、それが政府の基本的な考え方でございます。前回、 5月の上旬に知事をご訪問申し上げたときに、知事から特に五つのご要望をちょうだい致しました。その四つの部分は、米国の協力が必要な項目でございますの で、いま、政府は現在、それらを米国との協議のテーブルに載せているところでございます。具体的には、航空機の騒音の軽減策、グアム移転と嘉手納以南の米 軍の施設区域の返還促進、さらには米軍基地関連の環境面での協力、ホテル・ホテル訓練区域の一部解除などでございまして、現時点ですべて結果を予見するわ けには参らないところではございますが、同盟国である米国の協力を求めながら、日本として最善を尽くすつもりでございますし、いま、それなりの感触をそれ ぞれちょうだいしているところでございます。もうひとつ知事からご要望頂いております与那国島にかかる防空識別圏の問題につきましては、沖縄県民のみなさ ん、および、与那国の町民の方々が安心して生活をしていただけるように、早急に見直すことにいたしたところでございます。なお、前回知事の方から、これま で政府が前向きに取り組んでこなかったと、のれんに腕押しだというふうにおっしゃられましたけれども、確認と対応を求められました沖縄県に所在する米軍基 地に関する二十数項目の諸課題についても、関係省庁に対してしっかりと対応するように指示をいたしたところでございまして、精査をいたしまして今月末まで に回答をさせることに致しております。普天間の飛行場の危険性の除去につきまして、飛行場返還までの間、できるかぎりの措置を講じていきたいと思っており まして、その一環として、本年1月からは継続的な回転翼機の飛行状況を調査しているところでございますが、この問題に対しては今後ともしっかり取り組んで 参りたいと思っております」

【むすび】

 「以上、ご説明申し上げましたけれども、日本政府の対応、方針にたいして、まだまだ足りないところもあろうかと思っております。また政府のこれまでの対 応によって、県民の皆様方に大変なご迷惑をおかけしてしまっていますことも、私自身、痛いほどよく分かっておるつもりでございます。批判、ご批判をちょう だいしておりますことから、逃げるつもりもございません。同時に、ただ、今回の政府の方針の中には、これまで実現はおろか、米国と本当に交渉をしてきたん だろうかと、まったく交渉さえしてこなかったのではないかという点も含めまして、沖縄の負担軽減と危険性の除去を前進させる要素が含まれていることもお認 めいただければたいへんにありがたいとは思っております。ただ、いずれに致しましても、これからも知事とは、特に沖縄の県民の皆様を代表しておられる知事 とは緊密に協議を続けさせて頂きたいと思っておりますし、また、県民の皆様方とも真摯に向かい合いながら、ご理解をいただけるように努力をすることを約束 を申し上げるところでございます」

 「たいへん、長くなりましたが、私の方から読み上げさせてもいただきましたけれども、正確に現在の状況をお伝え申し上げたところでございます。どうぞよ ろしくお願い申し上げます」

※朝日新聞 「「県外、守れなかった」首相が沖縄知事との会談でおわび」
http://www.asahi.com/politics/update/0523/TKY201005230111.html

Written by DreamSky

5月 23rd, 2010 at 4:44 pm

Posted in 沖縄

裾野を広げるためには

5 comments

僕は個人的には沖縄がとても好きですが、だからというわけではなく沖縄に基地を建設しようとすることに対しては反対の立場です。

ネットを見ていると、基地建設反対を表明しているサイトではその行動に対する批判が絶えません。批判の意見にもいろいろありますから、ただひたすら自分の意見を書き殴る人がいたり、あまり関係ない意見を書く人もいますが、はっきりと建設反対派への疑問や意見を求めているコメントもあります。基地建設に反対だという意見を持っている以上、誰かが決めたことに反対の意見を持っているということですから、当然ながら意見が対立することになります。

一方で、反対派の意見というのは自分のHPでは表明していても、たとえば他のサイトで意見を戦わせたり、コメントを投稿するという数がかなり少ないと感じます。この点はもしかすると僕の見ているサイトが偏っているからかもしれません。そうであったら、このエントリー自体全くの間違えですから、無視していただきたいとおもいます。

実際のところ、反対派の方が人数が少数派であることが多かったり、ネットで意見を戦わせる場合には長いコメントを早まることなくきちんと読んでもらわないと理解してもらえないことが多いと思います。ですから、はっきり言ってネット上で理解してもらうことにはかなりの労力を要します。

ですから、すべてのコメントに対してとはいいませんが、しかしある程度の意見に対してはもっと意見を出していくべきではないかとおもうのです。リアルタイムでなくても多少時間がかかってしまってもです。

反対派に反対の人たちは、強烈な言葉を使うことがありますが、意外とその人の中では単発的に発生する、反対派の意見にきちんと対応したコメントしていることが多いと思うのに、反対派に反対する人のコメントに対して多くの場合真っ向からそのコメントに立ち向かおうとしないのです。

正しい批判というのは意見の中身が反対であるというだけで、誹謗中傷だけを目的としてはいないはずなのです。その峻別はまたなかなか難しいことですが、質問や疑問に対して率直に意見を返す。という行動は逃げては通れない手段ですし、そうしなければ自分たちの行動が単に一部の組織的な反対者でしかなくなってしまうのです。反対行動を進めていく上で当事者であることは大切ですが、その行動に賛同する人が増えないというのはそういった活動がほとんど行われていないという証拠なのではないかと感じます。

現実問題として、少数の人が体を張って建設を阻止する運動を展開するよりも、多くの人がいろいろな手段を用いてさまざまなアプローチで阻止運動をする方が効果的であることは間違いありません。ということは、運動を広く展開していくことが必要ですから、そのためには裾野を広げて行かざるを得ないと考えるのです。

これからますます建設が本格化するわけで、運動もより厳しさを増すことになります。現場で体を張る人がいて、ネットで意見を戦わせる人がいて、政府に問いかける人がいて、署名活動する人がいて、裁判を起こす人がいて、報道する人がいて、かたちは様々それぞれが多くの人を巻き込んでいかなければならない活動です。そのように活動の裾野を広げるために、その一つとして、自分たちの意見や考え方をきちんと表明し、反対派に反対の意見を持つ人にきちんと向き合うという行動を忘れてはならないと強く思うのです。

Written by DreamSky

10月 15th, 2006 at 9:43 pm

ブランク

leave a comment

非常に久しぶりの投稿になりました。たぶん一番長いお休み?だったかな。
一応元気なんだけれど、世の中いろんなことが起きすぎで、どうもブログなんて書く気分になれなかったもので、2週間もお休みしてしまいました。
少しずつ前のテンポに戻していこうと思いますのでよろしくです。
一つだけお知らせですが、休みに入る前の最後のエントリーで、沖縄辺野古基地反対運動の逮捕者が出た話題を書きましたが、釈放されたもののパトリオット搬入強行などのニュースがあり、本土のニュースでもほんの少しは取り上げられるようになりました。もっとも、パトリオット搬入が北朝鮮の核実験と絡んでいるからと言うだけでしょうが。
2週間の休みにはいるまでは、辺野古を中心とした沖縄の基地の問題について何か起こればリアルタイムに更新してきましたが、あまりに動きが多く、僕個人で情報を追うのが難しい点と、ホントにリアルタイムに情報を公開しているサイトがあるので、これからは基本的にはそちらに譲ることにします。
もちろん何か個人的な意見があるときにアップすることにしようと思います。
パソコンからは
http://henoko.jp/
携帯からは
http://henoko.jp/m/
です。僕もたまにそちらにもエントリーしますので。
これからもよろしくです。

Written by DreamSky

10月 12th, 2006 at 2:19 pm

Posted in ブログ,沖縄,近況

釈放!! 速報

2 comments

今現地から連絡があり、先ほど夏芽さんが釈放されました!!(13:05)
とりあえず第一報
地裁に移されるところだったそうです
ホントに良かった!!

Written by DreamSky

9月 27th, 2006 at 1:06 pm

Posted in 沖縄

辺野古で逮捕者–随時更新–8報–平良さん送致

2 comments

第1報(1150

辺野古沖基地建設反対運動でついに逮捕者が出たという緊急情報がありましたので転載します。

国はそう出るのです。韓国での悲劇は自分たちのことなのです。

緊急連絡

本日(9/25)10時頃、沖縄県名護市にあるキャンプシュワブゲート前で、防衛施設局主導のシュワブ内調査に抗議して20数名が集まっていたところ、施設局の車が強行突破しようとしました。

これは先週も同じことがあり、住民たちが阻止したのですが、今回はより強引になって来たとのこと。

施設局の車をうふざと伝道所の平良夏芽牧師が単身止めに入ったところ、車にはねられ、それでも立ち上がって言葉で抗議していただけなのに、名護警察は公務執行妨害で平良夏芽牧師を逮捕しました。

今抗議と面会申し込みのために20数名で名護警察にいるそうです。

行ける人は少ないと思いますが、駆けつけられる人は向かってください。

現地の報告は入り次第アップしたいと思います。現時点ではまだ電話の一報の情報だけなので、不確かな部分もあるかもしれませんがお許しください。

平良夏芽牧師の怪我の状況も心配です。

皆さんでこの情報まわせるだけまわしてください。

また出来る人は、施設局、名護警察、名護市、沖縄県庁、どこでもいいので抗議のメールなりファックスなり回してください。

参考:

●名護署

TEL/FAX:0980-52-0110(代)

この情報は随時更新しています。更新情報は続きを読んでください。

表示の都合上、各記事の転載はすべてPDFで掲載することにしました。

更新日時:

9/25

15:20 当時の状況掲載のHPリンク

16:30 琉球新報記事掲載

16:55 沖縄タイムス記事掲載

21:10 接見弁護士からの報告 平良さんの言葉

22:10 朝日新聞記事掲載

9/26

09:30 2度目の弁護士接見

10:15 不当逮捕抗議行動について(名護警察・防衛庁)

10:20 平良夏芽さんのいる教会のHP内の掲示板について

16:30 平良さん送致

Read the rest of this entry »

Written by DreamSky

9月 25th, 2006 at 11:47 am

Posted in 沖縄